アブソリュート調査チーム 端末回収の成功事例 2023年秋

データ漏洩の代償は、年々高額になっています。IBM がまとめた「2023 Cost of a Data Breach Report（データ漏洩の2023年コスト報告書）」によると、世界でのデータ漏洩のコストは 445万ドルを超えており、昨年より 2.3％増加しています。エンドポイントは、あらゆる業界においてサイバー犯罪者の主要な侵入経路となり続けています。ノート PC が紛失したり盗まれたりすると、機密データへの不正アクセスのリスクが飛躍的に高まります。多くの組織は盗まれたハードウェアのコスト自体を考慮しいますが、本当に高くつくのは PC 上のデータと、窃盗犯が盗まれたデバイスでアクセスする可能性のあるネットワーク・データにあります。

アブソリュートのお客様は、アブソリュート調査チームとご契約いただくことで、紛失/盗難に遭ったノート PC の回収を支援する際に、アブソリュートをご利用いただくことができます。北米に所在するアブソリュート調査チームは、盗まれた資産の状況を把握し、盗まれたノート PC を回収するための訓練を受けた元警察官で構成されています。ファームウェアに内蔵されたパーシステンス・テクノロジーを活用することで、エンドポイント、アプリケーショ ン、ネットワーク接続にインテリジェントかつ動的に可視化、制御、自己回復機能を適用する恒久的なデジタルテザーが実現します。デバイスがどこにあっても、悪用された場合に迅速にロック、フリーズ、リモート・ワイプすることが可能です。

チームの最近の回収例を紹介します。

車上荒らし

米国テキサス州のスポーツチームの従業員が車上荒らしの被害に遭い、ノートパソコン、エアポッド、タブレットが盗まれた。この盗難事件は、事件から数日後にアブソリュート調査チームに報告されました。調査したところ、新しいユーザーが複数の電子メールアドレスを入力していたことがわかり、フォレンジック・ツールを使って検索したところ、そのユーザーの身元を特定することができました。そして、この人物の住所は、ジオロケーションツールによって確認されました。調査員は調査概要を作成し、地元警察に提出しました。その情報をもとに、刑事が容疑者を逮捕し、顧客に逮捕が連絡されました。警察はアブソリュート調査チームに感謝の意を表し、その協力なしには容疑者を見つけられなかったとコメントしました。

カリフォルニアを拠点とする公共安全および医療専門家向けのテクノロジー企業は、従業員のノート PC

が車上荒らしに遭って盗まれ、そのデータが悪用されることを憂慮していました。同社は、何者かがその PC を介して会社のネットワークや機密情報にアクセスする可能性を懸念し、すぐに地元当局とアブソリュート調査チームに通報しました。調査員たちはデバイスの監視を開始し、アクティブになった時点でデバイスを即座に凍結させ、連絡先メッセージを表示した上で、使用不能にしました。するとその直後、テキサス州の企業からアブソリュートに電話があり、デバイスを持っているのですぐに返却したいとの申し出がありました。この企業はネットでこの PC を購入したもので、当該の PC が盗まれたとは認識していませんでした。その後、デバイスは正当な所有者に返却されました。所有者は、アブソリュートのサポートに非常に満足しています。

従業員による窃盗

イギリスのある医療信託会社の従業員は、退職した際、会社所有のノートパソコン、モニター、USBドック、携帯電話の返却を求められました。しかし、機材が戻ってこないので、会社は本人に何度も催促したのですが、本人はすべて返却済みだと主張しました。そこで同社は地元当局とアブソリュート調査チームに盗難を報告しました。調査員は、アブソリュート・フォレンジック・ツールを使って、この人物がまだ当該 PC を持っていることを確認し、さらにその PC 自体を使って、PC を持っていることを否定するメールを送っていたことまでも突き止めました。アブソリュートは調査結果をレポートにまとめて警察に提出し、刑事はそれに基づいて機器を回収して、その人物を逮捕しました。会社は、この人物が盗んだ PC を使って、組織内の他の役職に応募していた証拠も入手したため、この人物に警告を発しました。

アブソリュート調査チームは、15年以上にわたって、盗難にあったデバイスの回収を支援してきました。元警察官やその他の専門家で構成される同チームは、フォレンジック・ツールと技術を使用して、大量にあるデバイスの位置を特定し、発見後は地元の警察と連携して安全に返却できるように手配します。詳しくは Absolute にお問合せ下さい。[email protected]

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